便秘を楽に出す方法

器質性便秘

便秘の原因が他にあり、臓器や組織の異常で起こっているものです。

腸の中や周りの腫瘍、結腸の狭窄や捻転、ヘルニア、腸重積、イレウス(腸閉塞)

腹部エコーや腹部レントゲン、腹部CTで検索します。

痔核、肛門裂傷、肛門周囲膿瘍

痔は肛門鏡などで観察できます。肛門周囲膿瘍は痛い、再発しやすい。

ヒルシュスプルング病(先天性巨大結腸症)

注腸の造影検査や肛門内圧検査、直腸粘膜吸引生検。

神経障害(脊髄損傷、脊髄腫瘍)など

脊髄損傷で横行結腸から肛門までの神経支配がなくなるため、便が運ばれにくくなることで起こる。
認知症や脳梗塞なども原因のひとつです。
認知症の場合は便秘の状態を説明できない理解できない状態だと、大きな声を出す、イライラするなど感情の変化があります。

内分泌障害

甲状腺機能低下症は、腸粘膜の萎縮、筋緊張の低下、運動機能の低下。
高カルシウム結晶は、筋緊張の低下。
TSH,FT3,FT4など採血検査でわかります。

代謝性、中毒性障害

鉛中毒やポルフィリン症は神経障害や腸動脈の痙攣による血行障害で腸運動が低下し、便が輸送されにくくなる。
脱法ハーブ、脱法ドラッグ、覚せい剤も、交感神経が以上興奮し副交感神経が抑制されるため、消化器の運動も抑制され便秘の症状があります。
鉛なら血液中Pb濃度、ポルフィリン症は血液検査や尿検査をします。
麻薬などは渡来ーエージという薬物検査キットで判断するが、脱法ハーブなどは検出されにくいらしい。

がんなどによる狭窄や圧迫

大腸癌などの腫瘍や、腸閉塞、クローン病に伴う狭窄、周辺臓器の癌などによる腸管の圧迫も原因となります。
中でも重大な病気である大腸がんについての記事は以下からです。

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