便秘薬は長期で使い続けると副作用が起きるものがほとんどです。
「下剤依存症」ザ!世界仰天ニュースが以前紹介されていましたね。
1993年のイギリスの新婚カップルの話です。
太りたくないからという理由で強力な下剤を飲み続けるという話です。
最終的には寝たきり状態になり、病院へ。
腸はほとんど機能しておらず、人工肛門をつけるしかない。
ひとまず回復を信じて電気刺激で治療を開始した。
治療を開始して1年で回復。自分の力だけでは正常に動かなくなったため、薬は飲んでいる。
便秘の患者は下剤を長期にわたって飲み続ける人が多いですが、これは適切な使用法ではありません。
下剤を飲みすぎたり使い続けることで、腸管が痙攣を起こし、排便が不十分になり使用量が増えてしまいます。
下剤の過量により下痢便が続くと、便がないのに便意を感じるようになり、これがさらに下剤の量や回数を増大させる原因になります。
これを「下剤性結腸症候群」といいます。